「すべての障害のある人に法的支援を」
設立の趣旨
障害のある人が地域で暮らす中では、障害特性を利用されたり、障害特性から誤解されるなどして、トラブルに巻き込まれたり(虐待、消費者被害、ハラスメント被害など)、トラブルを起こしてしまう(近隣トラブル、加害行為など)ことがあります。
そして、このような「トラブル」に関わった人は、社会から排除されがちです。特にトラブルを起こしてしまった側の人については、その傾向が顕著となります。
私たちは、これまでそのように社会から排除された方々とたくさん出会ってきました。
このような社会を変えるために、私たち弁護士にできることはないのか。それがトラ弁ネットを設立した思いです。
社会を変えていくためには、地域で暮らす私たち全体が、障害のある人もない人も含めて、それぞれの多様さを理解し、互いが支えあえるようになっていくことが必要です。
それに向けた1つの方法として、弁護士である私たちが、地域で起きたトラブルについて、その背景(障害特性や成育歴など)も含めて分析し、適切に解決していく。このような活動を担う弁護士を、「トラブルシューター弁護士」と呼び、そのネットワークを広げ、担い手を増やしていきたいと考えています。
地域の中で障害のある人を支える—そのためにきっと弁護士にできることもあると思っています。
会員の状況
現在の会員数は、86名です(2024年9月5日時点)。
北海道から沖縄まで、全国のさまざまな地域の弁護士が会員として参加しています。
現在の全国の会員の所属地域の状況は、下のとおりです。
今後、このネットワークが全国に広がり、全ての地域に会員がいる状態を目指しています。